株式会社 Helio Japan

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スタッフブログ

ジュニアテニス界の現状

2017年12月12日 トレーニング

理学療法士で治療院とテニストレーナーをしている長田光生(オサダミツオ)です。
今回は日本のジュニアテニス界の現状についてお話しさせて頂きます。

国内ジュニアの大きな大会は試合は夏休みに行われることが多く環境的にも厳しくなっています。
整形外科的な捻挫や肉離れの怪我だけではなく、熱中症や消化器疾患などの内科疾患も多く見受けます。

例えば、U-12は体が出来上がっていなく低年齢になればなるほど内科疾患の割合が高くなります。U-14、U-16は成長期で骨が柔らかいが、求められるパフォーマンスが高いため膝、肘や腰の成長痛の問題が多いです。U-18は骨がしっかりしてきてパワーがでてきているため、
肉離れなどの筋肉のトラブルが増えます。
様々な原因に対してケアの仕方を提供します。
主にストレッチ、マッサージ、エクササイズ、アイシング、テーピングなどを使います。
実際、正しいストレッチが出来る選手は少ないのが現状です。
現代のテーピングは奥が深く、いろいろな材質があり疲労回復、筋肉サポート、固定など求める機能により様々な使い方をします。
通常のテーピングはコットン繊維でできているのですが、オリンピアのキネシオロジーテープは合成繊維で出来ているため、コットンのみのテープよりも張力がしっかりしています。日本製ののりで肌荒れしにくいため万能に使えるのも、魅力的で私はもっとも使用するテープです。さらに価格的にも使いやすく重宝しています。
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サポートしている中でトラブルを訴える選手の特徴が見えてきました.
・体が硬い
・練習が多すぎる
・ウォーミングアップの不足
・テニスしかしていない
・食事が少ない
・睡眠が少ない
感覚的にこのような選手が怪我をしている兆候がみられます。

この中で最も大事なのはウォーミングアップだと思います。
選手を見ていると関西ジュニア<全日本ジュニア<スーパージュニア
の順番でコートに入るまでのウォーミングアップの時間が長くなっています。
上記の3つの大会は全て大阪の靱テニスセンターで行われるので選手の違いがはっきりとわかります。
※スーパージュニアはジュニアの中ではウィンブルドンなどと同じグレードの大会のためTOP10の選手がたくさん出場します。

ウォーミングアップで汗だくになるまで行う選手がどれだけいるでしょうか?
さらに世界レベルの選手は試合あともフィジカルトレーニングを行っています。
そのようにして体を作りながらツアーを回っています。

ウォーミングアップやフィジカルトレーニングをしっかり行うことで怪我をしない体を作ってあげることが大事です。私が個人的に見ている選手もウォーミングとフィジカルトレーニングは一切手を抜かずにやります。
各世代によってやり方は変えます。ジュニアはスムーズにしなやかにバランス良く動けるように作ります。PIC000024 (2)

トップ選手はコートに入ると、1球目の球から質が違います。
どんな相手だろうと練習だろうと試合だろうと一切、手を抜かずに取り組みます。
そのため体を守るフィジカルと攻めるためのフィジカルトレーニングの両方が必要になります。
実は日本のジュニアは優秀で強い選手がたくさんいます。しかし大人になるとジュニアの時ほど勝てなくなるのが現状です。フィジカルの部分は日本テニス界の課題であり、そこをクリアすると明るい未来が待っていると信じています。
AYOM代表 長田光生
・AYOM HP
http://ayommto.wixsite.com/ayom

・Tennis HP
http://ayommto.wixsite.com/tennis-performanceup